2020/03/19

Newsletter Vol.50

松岡祐紀さんインタビュー(後編)
前回に引き続き、「CS60目黒」所長の松岡祐紀さんにインタビューします。インド遠征で大勢の施術をして腕を磨いた松岡さんに、CS60の上達方法について教えてもらいました。
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―松岡さんの「見ただけで、なんとなく調子の悪いところがわかる」という経験知は、インド遠征でも発揮されたのではないですか。

松岡:そうですね。先日のインド遠征では、一度に何百人も施術しました。
一人5分くらいしかできないので、どこで気の流れのようなものが滞っているのかパッと見て判断する必要があります。

―大勢を施術して、何か気づいたことはありましたか?

松岡:これは遠征チームのみんなが言っていたことですが、インドの人たちはすごく反応が良いのです。
彼らは「この機会を逃したら二度と良くならないのではないか」という危機感があるので、心底CS60を信じていますし、心から改善したいと願っています。
だからすごく痛くても「もっとしてくれ!」と言うのですよ。

―病院のみならず、体の不調を整える施設に行くことすらできない方々も多いですから、本気度が違いますね。

松岡:はい。結果が速く出る方はCS60を信じきっています。
とはいえ「信じていない人には結果が出ないのか?」というと、そうでもありません。疑う気持ちよりも、施術者の気持ちが強ければ結果は出ると思います。
ですから僕は「この人を良くしたい」という気持ちを強く持つことを意識しています。

―なるほど。受ける側はどのような意識でいたらいいのでしょうか?

松岡:心理学的な話になりますが、自分が影響される側になるのか、原因側になるのかで結果は違ってくると思います。
例えば施術を受けて痛みが出たとします。「不摂生をしていた自分のせいだ」と思えば、食事やライフスタイルを見直すなどの、何らかの改善の道が開けます。「CS60が悪い」と思っていたら何のアクションを起こさないはずです。
施術する側も、思うような効果が出せなかったときに、CS60のせいにしていると上達の道が閉ざされてしまいます。
「結果が出なかったのは自分に問題がある」というふうにとらえて、自分のやり方を改善していくしか方法はありません。

―人生って何でもそうですよね。

松岡:そうです。
飛び抜けた才能のある人なんてほとんどいません。
古武術の甲野善紀先生の本には、「あたかも初めて受けたかのように何事もとらえる。まっさらな状態で受け止め、吸収することを才能という」ということが書かれています。CS60も教える人によって言っていることが違ったりします。
でも、全部まっさらな気持ちで受け止めて、自分なりのやり方を考え、工夫する。
その繰り返しが上達への道なのです。

(おわり)